今回は「SECRET SHINY BOX」と「アルバストライク」の解説に引き続き、恐れながら「深淵の決闘者編」のシャークさんの新規カードの感想を語っていきます。
今回は対話方式ではなく普通の解説で。
【アビス・シャーク】
ナッシュの記憶のNo.である≪アビス・スプラッシュ≫がシャーク化したモンスター。
場に水属性のみの場合に、自身を特殊召喚し、更にデッキからレベル3~5の魚族モンスターを手札に加えた上、そのターン一度だけNo.が与える戦闘ダメージが倍になるなど、かなり強力なモンスター。
この効果を使ったターンには当然ながらデメリットとして水属性しか特殊召喚できなくなりますが、近年の水属性モンスターお呼びそのサポートが強力なのは言うまでもなく、デッキを調整すればデメリットはないに等しくかなり強力なカードですね。
No.の戦闘ダメージを倍にさせる能力もよき。ただ実は水属性のNo.には戦闘能力に特化したモンスターは少なく、この効果は≪アビス・スプラッシュ≫のデメリットを打ち消す目的が強いですね。
他は素材が重い物の≪シャーク・ドレイク≫ともそこそこ相性も良き。
また他の11期以降に登場したシャーク(ナッシュ)の他のモンスター同様、X素材にする場合、レベルをシャークさんの使うモンスターX(ランク3~5)に対応するレベルに変更できます。
恐らくこのレベル設定は≪氷結界≫に対応させるため、また基本のレベルを5にする事で必要以上に≪バハムート・シャーク≫に対応させないためですね。
今後の水属性は意図的に≪氷結界≫に対応する事を前提のレベル設定にされるみたいですね。
【クリスタル・シャーク】
こちらも≪アビス・シャーク≫同様、メラグの記憶のNo.である≪クリスタル・ゼロ≫がシャーク化したカード。向こうと違うのはサーチ効果がない代わりに墓地からも特殊召喚が可能。
因みにこちらのデメリットは「水属性」ではなく、「モンスターx」しか特殊召喚できなくなるためもしもリンクモンスターなどを採用している構築の場合はその点に注意。
当然効果の関係上、≪氷結界≫とも相性は抜群。≪氷結界≫は墓地へ送ったモンスター以外を回収できるため、このカードを墓地へ送りつつ、他のモンスターを回収すれば無駄がないですね。
≪アビス≫同様レベル変更能力もあり、柔軟な運用が可能なのも強いですね。
【バリアンズ・カオス・ドロー】
遂にOCG化した≪シャイニング・ドロー≫と対となる≪バリアンズ・カオス・ドロー≫がOCG化!!
こちらも向こう同様、通常ドローした自身を見せる事でそのターンに
●デッキから≪セブンス≫通常魔法カードを墓地へ送り、そのカードをコピーする効果
●デッキからモンスターを2体まで呼び出し、それらを含むモンスターで≪No.≫を特殊召喚する
二つの効果を持ちます。
最初の効果は主に≪七皇の剣≫の枚数を抑えつつその効果をコピーする事で、その効果を使いやすくできます。
後半の効果も小型の≪七皇の剣≫とも言え、≪七皇の剣≫同様、運に絡んだり、効果で引いてしまうと腐りがちになるとはいえ、どちらの効果も非常に強力です。
【七皇昇格】
バリアンに関するカードをサーチまたはデッキトップに置く強力なカードです。
≪七皇の剣≫をデッキトップに置けないのは残念ですが、各種≪RUM≫や効果を無効にできる≪不朽の七皇≫をサーチできるのは強力。
またこのカードの登場で≪バリアンズ・フォース≫が各種≪RUM≫の下位互換になりがちでしたが、他に比べてサーチしやすくなりましたね。
勿論、≪RUM≫をサーチするだけなら≪ゼアル・コンストラクション≫が既にありますが、向こうは手札コストがあるため差別化ができる他、≪NO.≫をランクアップさせるだけなら≪クイック・カオス≫をサーチできるとは言え、≪CX≫をランクアップさせるデッキの場合はこちらにも出番が十分ありますね。
え?そんなデッキ作らないって?…愛華ちゃんのデッキがOCG化された際に超絶強化される可能性あるやろ!!
【不朽の七皇】
効果はオーバーハンドレッドナンバーズまたはそれを素材にしているモンスターが存在する場合にそれを対象に下記の効果を発揮できます。
●その攻撃力以下のモンスターを選び、その効果を無効にする
●それの素材を全て取り除き、その後、≪No.≫一体を蘇生する
二つの効果を持ちます。
前半の効果は現代ではありふれた無効効果。
オーバーハンドレッドナンバーズはどのカードも呼びやすいため、レベル4を並べるデッキは実質的な妨害手段を入手した事になりますね。
勿論、このカードのサーチが難しいので汎用性はある程度高いとはいえ、どのデッキにも考え無しに入れられるカードではないですが。
イラストのシーンはアニメ版において、アニメ版効果の≪Dark Knight≫が持っていた≪101≫を蘇生する効果を発動したシーンですね!アニメでも美麗な画像でしたが、このカードのイラストもかなり綺麗ですね!
このカードの後半の効果もこれを彷彿させますね。他のオーバーハンドレッドナンバーズの場合、素材を使い切ってしまいますが、≪Dark Knight≫なら自身の効果で素材も調達できるためアニメ版同様高相性!
【再録】
全体的に汎用性の乏しさ、中途半端な再録故にこのパックだけではデッキを組みにくいなど中途半端さが否めませんね…
やはりと言うべきか≪101≫はシークレットでの収録かぁ…汎用性の高いカードだけに以前ばらまかれたとはいえやはりばらまかれた方がありがたいのですが…こればかりは仕方ないか…
個人的には≪Dark Knight≫の方が汎用性が低いんだし、こちらを敢えてシークレットにしてほしかった…
他の再録も≪氷結界≫ストラクで再録している≪サイレント・アングラー≫や仕方ないとはいえ≪RUM≫などどうしてもこれでどうデッキを組めばいいのか…
≪エクシーズ・リモーラー≫自体は悪くないのですが、やはりもっと別の再録するべきカードが…
勿論、≪カッターシャーク≫や≪ランタンシャーク≫はシャークさんが実際に使用してないカードなのですが、関連カードである事は事実であり効果の強力さを考えるとやはりこちらを再録すべきだった気がします。
【締め】
感想は以上になります。
うーん…正直新規カード自体は魅力的でしたが、再録カードについては否定的ですね…
ロバとかが実際に使用してなかったカードが当たり前の様に収録された事を考えるとやはり≪カッター≫や≪ランタン≫を入れて欲しかったというのもあります。
ブルーメイデンもそうですが、再録が中途半端なせいで前弾がパックだけでも大分デッキが組めるパックだっただけにこの落差が激しいというのが…
とは言え決まってしまったものは仕方ない。
このパックも自分は目当ては梶木になるため二人はそこまで問題ないですしね。(てか梶木が十分にデッキ組め過ぎるというのもありますが)
今回の更新は以上になります。また何か思いつき次第更新します。では!