
「今回は今年もやはり発売したか、「いきなりつよいデッキ 力の王道」、「技の王道」の二つの感想を語ろうと思うぜ。」

「まあ、去年あんなに好評だったんだから今年も出るわよね。今年のデッキの内容も中々悪くないし、今回も発売が楽しみね。」

「…うーん…」

「ありゃ、何か遊君ちょっと不満そうだね。」

「いやぁ…片方は良いんだけど…もう片方がね…何というか…何回似たようなデッキ出しているんだよって感じなのは否めないんだよなぁ…」

「確かに付録デッキとかでも何回も出ているし、スーパーデッキも一度出ているもんねぇ。しつこく感じちゃう気持ちは分かるかも…」

「気持ちは分からないくないが、新年のパックに合わせる事を考えりゃある意味妥当なチョイスだ。言いたい事は分かるがそこは何とか飲み込むしかないだろ。」

「あっ。そうか、確かに修司に言われて気付いたけどそれを考えるとこのデッキチョイスは新規獲得のためには間違ったチョイスじゃないのか。」

「あら、よく分からないけど不満は解消されたらしいわね。」

「俺もドンドン新規参戦者は増えて欲しいからね。それを考えるとそこは盲点だったけど、それなら不満はないぜ。」

「あはは、そうだね!やっぱり初心者の人が増えないとだし、そう考えると寧ろしつこくてもこう言う路線の方が良いかもしれないね!」

「んじゃ、早速今回のデッキ一つ目の感想を語るぜ。まず第一は「いきなりつよいデッキ 技の王道」。リストは下記の通りで所謂【黒単アビス】にウィンも使った《クロック》とメタカードの《ルピア炎鬼》を採用した構築になっているぜ。」


「王道の名の通り【黒単アビス】の王道的構築ね。流石に500円だからところどころ足りないところがあるけど、【黒単アビス】に基盤としては十分過ぎる内容ね。」

「特に《コブラ》の再録は凄いよねぇ~。需要が凄い高いカードで今でも結構値段するし、相手ターンに《クロック》とかをリアニメイトすればターンスキップできるから防御力の向上にも繋がるし。」

「デッキ自体も【黒単アビス】としてはそれなりに完成している構築だ。初心者がこれをベースに新弾のカード等のベースにする構築としては十分な内容だろ。」

「あっ、そうか。今回のジャシン君のカラーも少しだけ意識しているんだね。だから火と水が入っているんだね。」

「そうね。ここからどう改造していくかが腕の見せ所ね。このまま【黒単アビス】として構築していくのも良いし、今回の【アビス】新規を使う3色デッキにするのもいいし。」

「まあ、初心者の方は最初のうちは無理にデッキをいじらずこのまま使うのが良いと思うかなぁ。敢えて言うなら初心者は強さが分かりづらかったり、色が合いづらい《ルピア炎鬼》と《クロック》を外して、《バウワウジャ》などに差し替えるくらいかなぁ。」

「逆を言うとそれくらい強いって事ね。」

「まあ、結構長い間【黒単アビス】組んでいる身としてはこのデッキ「500円でももっとよく出来るポイントあるだろ」と思うところはところどころあるけどね。てか今の環境を考えると完璧な【黒単アビス】くらい500円で提供しても良いと思うんだよね。」

「よし、では質問だ。お前の言う不満点を3つ上げてみろ。」

「まず一つは《スパイナー》の不在。これは《クロック》も入っているし、公式の歴代主人公対決にも何故か入っていた事を考えるとかなり痛いな。コイツの相性の良さは【黒単アビス】使っている人なら身に染みていると思うし、何故コイツを入れなかったかは最初に出た疑問かな。」

「でも、今だと《ガレック》がいるよね?入れるならそっちじゃないの?」

「流石に《ガレック》は最近出たばかりかつ再録したばかりでここで再録すると市場に少なくない影響を与えるから入る可能性は低いぜ。逆を言えば《スパイナー》は今では需要が少ないし、何より再録が多く、ストレージに転がっている事も多い。それを考えると《スパイナー》を入れない理由が思い当たらないんだよな…」

「逆にストレージに転がっているカードだから、それを前提に公式も敢えて入れなかったんじゃない?それに《コブラ》もいるし。」

「それも分かるけど、逆を言えば初心者がわざわざストレージを見ないといけないって事だからね。本当に初心者にデュエマを初めて欲しいならそう言う手間は省いた方がいい。やはり《スパイナー》の再録なしは色々といたいと思うぜ。それに《コブラ》は一体しか触れられないから、《スパイナー》の爆発力には魅力は劣る気がするぜ。」

「良い答えだな。最初の不満点は問題なく、答えていると思うぞ。」

「サンキュー修司。ともかく爆発力のあり、入るのが当然とも言える《スパイナー》の不在はどうしても目に付いてしまうぜ。」

「二番目の不満点は何かしら?」

「個人的な事を言わせて貰うと《サーイ=サイクル》の再録は微妙かなって感じかなぁ…」

「そこは同意できねぇな…シールド回収=手札が増え、墓地肥やしも可能な性能だ。実際、入賞している【アビス】でも採用率は高いはずだろ?」
〈確かシングル価格自体もそんなに高くなかったはずだし
「分かるんだけど、初心者ってシールドを減らすのを嫌う傾向にあるのは今も昔も変わらないと思うんだよね。中級者以上のそう言う人が使う分には入れても良いと思うけど、「いきなりつよいデッキ」は何やかんや初心者の新規参入を狙っているところもあるから墓地肥やしが強制はともかくシールド回収が任意じゃないコイツは余り初心者向けのデッキに入れるのはって思っちゃうところはあるのよね。」

「逆を言えばこのカードの強さを理解する事が脱初心者の一歩とも言えるわね。」

「けど遊君の意見にアタシは同意かなぁ。【アビス】って2コスト帯にも優秀なカード多いし、初心者の事を考えると他のカードを回しても良かった気がするよねぇ。」

「個人的には初心者に合わせるならコストを軽減し、3ターン目にジャシン君に繋がる《ド:ノラテップ》の方が優先した方がいいんじゃないかなって思うんだよなぁ…」

「まあ、言いたい事は分かるが余りそこら辺を入れすぎると「スーパーデッキとは何だったのか」と言う事にもなりかねないからな…意図的に各デッキ毎に入れてないカードを入れるようにしているんだろうな…」

「550円と2750円の時点で「スーパーデッキとは…」となっている気は十分するけどねぇ…」

「最後の不満点は《ジャガイスト》の不在。」

「だろうな。」

「勿論、結構〈初心者が使う分には〉効果が複雑なのは分かるんだけど【アビス】においては外せないカードな上、殿堂してシングル価格も安くなっているんだし、入れないのは不親切に感じたかなぁ。勿論、手札消費が荒いカードだから初心者の事を考えて敢えて入れなかったのも分かるんだけどね。」

「何というか今回のデッキは次に紹介するデッキもそうだけど地味にケチなところあるわよね。勿論、550円で売る以上仕方ない面はあるんでしょうけど、去年のデッキは構築に大きな不満点がなかった分どうしてもアラが目立つわね。」

「まあ、低価格で超強いデッキを出そうとするとある程度市場に考慮しないといけないのは分かるんだけど、「デッキ開発部セレクション」もそうだけどこう言うのって年々性能や再録の豪華さが弱くなっていく印象があるんだよなぁ…」

「まあ、それでもこっちは今年も去年に比べると構築が劣って見えるだけで十分強いわよ。」

「それは同意だね。実際、最初こそ【アビス】またかよって気持ちはあったけど修司に言われて初心者がウィンのデッキを組みやすくしたい意図があると分かった以上そこまで不満はないし、次のデッキも個人的には「次はこれが来そうだよな」と予想していただけあってどっちもかなり良いデッキだと思うぜ。」

「それじゃその次のデッキを見ていきましょうか。」

「おぅ。次に紹介するデッキだけど、実は本日のスペシャルゲストを呼んでいるから彼にデッキの詳細を方って貰うぜ。」

「…デッキの内容的にそのスペシャルゲストの予想が大体つくんだけど…」

「それじゃ次のデッキ「いきなりつよいデッキ 力の王道」のリストとそのデッキを紹介する特別ゲストだ!」

「何だこのデッキ!?3キル余裕じゃないか!たまげたなぁ…」

「うん!!出ると思ったわよ!!」

「お前…すっかり連中にはまっているな…」

「あはは…wいざ見てみると普通にデュエル内容が面白すぎてね…w」

「おー、始音。俺を呼ぶとは良いセンスしているな。俺の大得意のデッキだ。気合を入れて紹介させて貰うぜ。」

「えーと…それじゃTNOKさん…今回のデッキの内容の紹介お願いします…」

「おぅ。今回のデッキ「いきなりつよいデッキ 力の王道」はリストを見て貰えれば分かる通り所謂【アポロバイク】だな。一ターン目にタマシードを展開、2ターン目には《オンソク童子》で手札を交換。ここで《アポロ》を引けば次のターンに《バトライ》に進化し、そのまま《レッドゾーン》→《アポロ》の順に侵略する事で相手のシールドを0にしつつ、そのままダイレクトアタックを仕掛けるデッキだな。」

「シンプルだけど奥が深いデッキだよねぇ~。けど《アポロ》が制限になっちゃったから《アポロ》に依存しているこのデッキって言う程初心者向けなのかなぁ…」
「まあ、夏乃とか言ったな?お前の言う事も分かる。だがこのデッキは最悪《アポロ》を引けなくても2体の《レッドゾーン》で1~2ターンかけてシールドを序盤からガンガン削る事もできる。何も《アポロ》だけが勝ちすぎじゃないのさ。」

「それに《アポロ》4枚使えた時期でも《アポロ》引けなくて《アポロ》引くの待っている間に負けた事もあったからね…《アポロ》引けないなら素直に【バイク】戦術に切り替えれるのもこのデッキの強みだと思うぜ…」

「…いや、4枚使えた時期で《アポロ》引けないのはお前の構築の問題な気がするが…」

「だって…《エヴォリューションエッグ》地味に高いんだもん…」

「ま、遊人の構築の問題は少し気になるが、ちょうど前後で「にじさんじ」コラボである「異次元の超獣」でも【バイク】強化がされ、商標的連携としても悪くない提携だ。このデッキのチョイスはそう言う意図もあるだろうな。」

「【天門】の強化もされているけど、そっちの方はまだまだデッキを生産したり、そもそもデッキ自体が残っている事が多いもんねぇ。」

「寧ろあっちは必要なパーツのほとんどがパック再録されている関係で無理にデッキを買わなくて良いのは逆に問題だな…まあ、デッキを買えばより強化になるのは確かだが…」
〈それも再録される可能性あるし…
「いやぁ…《ペルフェクト》の再録も決定しちゃったし、パックになくてデッキにあるカードが《ウェルキウス》くらいだからなぁ…公式は皇女様のデッキを水・光で組ませない意図も考えると何か微妙な気が…」

「それだけ色々な選択肢があるってのは良い事だ。この調子で初心者が多く参戦する事を期待したいな。」

「へぇ、TNOKさんってそう言う考え方するんですね。」

「言い方が引っかかるがどの業界も初心者の参入は大事な事だ。それができるなら俺は喜んでその施策を受け入れるさ。」

「あはは!何か頼もしいっすねw」

「よし、それじゃそのTNOKに質問だ。速攻の申し子と言われるアンタからして、このデッキの不満点はあったりするのか?」

「完成度は高い、初心者が握る分には十分な完成度だろうな。だが不満点がないわけじゃねぇがな。まず《エヴォリューション・エッグ》がない事が不満点だ。」

「確かにな。《未来設計図》も悪いとは言わないが、《エヴォリューション・エッグ》を押しのけてまで採用するかは疑問だな。」

「《エヴォレ》も遊君はああ言っていたけどそこまでシングル価格高くないもんねぇ。切り札の《アポロヌス》を確定でサーチできるそっちの方がいいよねぇ。」

「おぅ、分かっているじゃねぇか夏乃よ。」

「えへへ!」

「次の不満点はやはり《Z》や《ブラックゾーン》などのサブプランの不在だな。これは先程お前らの会話を見ていたが始音の言っていた《ジャガイスト》の不在と近い不満点だな。」

「うーん、《ジャガイスト》は強過ぎるからもしかして規制を見越しての非採用の可能性はあり得るけど、《Z》や《ブラックゾーン》は幾ら何でも殿堂入りが限界そうだもんねぇ。」

「どうしてもこのデッキは《アポロ》に依存している事を考えるとサブプランはもう少しあってもいい気がするわね。」

「案の上市場価格への影響の考慮が一番の原因じゃないかな?《ブラックゾーン》ってデッキで再録されて今でも結構高いし。」

「まあ、500円デッキにそこまで高望みするのも酷なのは分かるがよ、いい加減《Z》は絶版になって久しいんだ。余り相性が良くない事は承知しているがいい加減再録してやってもばちはあたらねぇんじゃねぇか?」

「最後の再録が確か金トレだったはずよね?金トレってよく言われるけど再録かと言われたら何とも言えないし、確かにいい加減再録しても良い頃合いよね。」

「とは言えシングル価格今でも大体1500円前後だからなぁ…前回の《ウェルキウス》の時はかなり影響出ていただろうし、それを考えると慎重になるのも仕方ないとは思うんだよね…」

「んで、話を戻すがまあ、不満点はこれくらいだな。」

「ん、他に不満点はないのか?」

「まあ、ねぇな。《Z》と《エヴォレ》の再録がない事以外は十分デッキとしては完成しているからな。」

「へぇ、と言う事はこのデッキはそれだけ完成度が十分って事かしら?」

「あぁ。逆を言えばこの2枚を入れるだけでデッキは完璧になったからな。それだけが若干残念だな。」

「とこんな感じかな?」

「どっちも良いデッキだったわね。」

「あぁ。特にこのデッキの発売でTNOKさんの新しい架空デュエマが見れる気がするからそう言った意味でも楽しみだぜ。」

「へっ、今度こそTDNをぶっ倒してやるよ。」

「…多分、このデッキの発売でそれを楽しみにしているの一部の界隈だけだと思うけど…」

「まあ、何事もモチベを維持するのは大切だ…その形がどうであれそれで意欲が増すならそれを肯定的に捉えるのは良いことだと俺は思うな…」

「その割には困惑しているように見えるけど…」

「と言う事で今回はこんな感じで終わりにするぜ。」