今回紹介するのは最強カードバトル主人公であり自分の作品では
可星遊火(かせい ゆうか)と名付けている彼のデッキです。
ゲーム上では【ジェムナイト】を使用していましたが、自分はあくまで作品ごとの世界観ではなくあくまで全てのキャラが一堂に集う事を想定しているため、基本的に先に使用デッキがある場合は使用デッキを被らないように変更しようと思っています。
(下記の真澄など先に使用者がいてもアニメなどに出ていたケースの場合は、アニメキャラに譲る事もあります。真澄で言えば先に使用したという点ではTFで使っていたマーク君が該当しますが、そもそもマーク君はデッキに統一感がなく敢えて言うならば「超大型モンスターを必ず擁する」くらいしか共通点がないため真澄に譲渡。代わりに自分作品では上記の点を意識&マーク君が成長した姿に見えなくもない光定の見た目繋がりネタで「次元ロボ」ぽい【超量】使いとなっています。)
遊火のデッキは真澄と被るため彼がゲームで主に使うであろう【ジェムナイト】の主軸戦法である融合を軸にしつつ、彼の髪色的にも合いそうな【メタルフォーゼ】を自分の作品では使わせています。
以下デッキレシピ
デッキ名:「合成合体!!メタルフォーゼ!!」
使用者イメージ:可星遊火(最強カードバトル主人公)
デッキレベル(TF推定):8
コンセプト:【メタルフォーゼ】
お気に入り:≪メタルフォーゼ・ゴルドライバー≫×3、≪錬装融合≫×1
以下デッキレシピ
モンスターカード 19枚
上級通常≪メタルフォーゼ≫
≪メタルフォーゼ・ヴォルフレイム≫×3
攻撃力が高く、素出しのP召喚で出しても戦力になりやすいのが好ポイント。スケールも8と無駄がない。
レベルが高いため≪召喚士のスキル≫でもサーチ可能。
下級通常≪メタルフォーゼ≫
≪メタルフォーゼ・ゴルドライバー≫、≪メタルフォーゼ・シルバード≫、≪メタルフォーゼ・スティエレン≫×3ずつ合計12枚
全員通常モンスターでかつP効果も全く同じのため省略。
敢えて言うならば唯一レベル4の≪ゴルドライバー≫は緊急時の打開用に採用している≪ヴェルズビュート≫や≪ラスターP≫とシンクロする事で≪イグニスターP≫になれるため他のPモンスターよりも優先度は高い。
通常モンスター故に≪苦渋の決断≫に対応し、状況に応じたスケールや攻撃力のモンスターを使い分け、墓地に堕ちた≪メタルフォーゼ≫も≪メタルフォーゼ・コンビネーション≫で蘇生し戦力にできるので無駄がない。
下級効果モンスター≪メタルフォーゼ≫ 3枚
≪メタルフォーゼ・ビスマギア≫×3
メインデッキに入る中で唯一の効果モンスターの≪メタルフォーゼ≫。スケール8と高スケールに加えて、破壊されたターンのエンドフェイズに同名含めた≪メタルフォーゼ≫をサーチできるため非常に優秀。唯一の欠点はレベル1ゆえにP召喚できない事だが≪メタルフォーゼ・カウンター≫の②の効果で回収できる。
積極的にPゾーンに置き、置いてP召喚を終えた後はもう片方の≪メタルフォーゼ≫の効果で割って≪メタルフォーゼ≫魔法・罠に変換すれば無駄がない。
≪メタルフォーゼ≫以外のモンスター
上級Pモンスター 2枚
≪クリフォート・ツール≫&≪クリフォート・アセンブラ≫×1ずつ
かつて≪メタルフォーゼ≫が環境に出ていた際に搭載された≪サイバー・ドラゴン・インフィニティ≫を出すためのギミックセット。
≪ツール≫で≪アセンブラ≫をサーチし、その後、≪ツール≫を≪メタルフォーゼ≫のP効果で破壊。これにより一枚で≪インフィニティ≫を出す条件を整えつつ、アド損なしで≪メタルフォーゼ≫の効果を使う事が出来ます。
…しかし、この点に最初に着目した人本当に天才だと思う。ギミックも無理なく≪メタルフォーゼ≫に入るし、イメージもそんなに損なわないのがいい。
元々は採用する気はありませんでしたが新マスタールールでPモンスターが弱体化した事や≪メタルフォーゼ≫が環境から退いたこともあり「…じゃあ、今ならコイツらのコンボを入れてもいい…よね?」と思い採用。
下級Pモンスター 1枚
≪竜剣士ラスターP≫×1
はい、みんな大好きPのお供の竜剣士君。≪メタルフォーゼ≫は他のPデッキ以上にこのカードが無理なく入る上、このカードで出せる≪イグニスターP≫が炎属性なのも手伝いイメージ的にも採用しない手がない。
最上級モンスター 1枚
≪古代の機械の熱核竜≫×1
≪歯車街≫で呼び出し、その魔法・罠・モンスター封殺効果と攻撃力で相手を追い詰めていきます。ガチな構築ではこの所謂【歯車フォーゼ】ってあまり見ませんが俺は最初の構築からこのギミックを採用しているので多少の手札事故を覚悟してでもこのギミックは入れ続けたいです。何より本来の戦術とは別のエースを用意するのってアニメのキャラデッキみたいでカッコいいじゃないですか!
どこかの動画のパキラも「四天王を務めていると一つの戦術だけのデッキでは勝ち続ける事なんかできないわ」とカッコいい事言っていたし。
…本当アニメと言いその動画のパキラと言いゲームとポケスペのパキラが霞むくらいのレベルでいいやつだよな…(アニメはともかく動画の方のパキラはまだ安心はしきれませんが…まあ、アニメ準拠の性格だし大丈夫っべ)
魔法カード
≪錬装融合≫×1
ご存知≪メタルフォーゼ≫の融合戦術を支えるキーカード。
主要の構築同様このデッキでも一枚だけの採用。
≪重錬装融合≫×1
…正直長い事≪メタルフォーゼ≫使っていますがやはりアド回復とかも考えて毎回その他のカードを優先して伏せているので余り使用してませんね…w
…書いてある事は強いはずなんだけどなぁ…如何せん≪メタルフォーゼ≫の共通効果と相性が悪い。
≪歯車街≫×3
恐らくこのカードの存在こそが他の≪メタルフォーゼ≫デッキとの最大にして最強の違いであろうと自負しているこのデッキの裏エースカード。
≪メタルフォーゼ≫の破壊&サーチは同時処理のため、≪歯車街≫の効果もタイミングを逃さないので相性は抜群。
流石に10年近く遊戯王をやっていればいい加減「…これは流石にタイミング逃さないよな?」と発売前から着目していたので発売前からこのカードは入れる気満々でしたねw
このカードを≪メタルフォーゼ≫のP効果で破壊しアドを稼ぎつつ、≪熱核竜≫を出すコンボは本当お手軽で、ドーパミンでまくりなので癖になって辞めれませんねw
難点は呼び出し先が≪熱核竜≫一枚しか採用してないため、≪熱核竜≫を除外されると完全に死に札になる事(とは言え≪メタルフォーゼ≫の共通効果の餌にはなるため完全に無駄にならないのは幸いか)と複数枚手札に来た場合全体除去を警戒して敢えて発動または伏せるべきか、それとも無駄に破壊されるのを阻止するため敢えて手札に温存し、≪熱核竜≫が破壊された場合に即座に呼び出すために温存するか…と言う選択肢を強いられる事ですね。
≪テラ・フォーミング≫×1
万能フィールド魔法サーチカード。上記の≪歯車街≫を迅速に持ってくるため当然採用。
え?これ入れるならファン要素も兼ねて≪メタモルF≫も入れておけって?
…(無言で目をそらす)
≪苦渋の決断≫&≪召喚士のスキル≫×2ずつ
前者はデッキからレベル4以下の通常モンスターを墓地送り&サーチ、後者は上級通常モンスターをサーチ。前者は≪コンビネーション≫の蘇生先を用意しつつ、サーチできるスケールの幅が広いのが強み、後者は実質スケール8しかサーチできませんが、手札に余裕がある場合は≪ツール≫をサーチし、更にアドを稼ぎつつ隙あらば≪サイバー・ドラゴン・インフィニティ≫を出す用意が整います。
≪ハーピィの羽根帚≫&≪ツインツイスター≫×1ずつ
汎用魔法除去札。
このデッキは比較的忘我に強いとはいえやはり妨害札を見逃すわけにはいかないため採用。
何より≪メタルフォーゼ≫の自力なら相手の妨害さえなければ一気に攻める事は十分に可能ですからね。
≪超融合≫×2
最近緩和された最強の融合カード。
効果がない代わり素材が非常に緩い二体のバニラ融合体≪メタルフォーゼ≫達に相手のモンスターを巻き込み除去しつつ、こっちの戦力を整えます。
TF3にて大徳寺先生が「超融合こそ究極の錬金術カードの一枚」と言っていたのもあり錬金術をテーマにしているメタルフォーゼには非常に合うカードだと思います。
罠カード 7枚
≪メタルフォーゼ・コンビネーション≫×3
≪メタルフォーゼ・カウンター≫×2
どちらも非常に優秀なカードでかつ≪メタルフォーゼ≫の共通P効果でサーチできるため採用枚数は多め。(確か環境に出ていた頃の【メタルフォーゼ】の主要構築では短期決戦重視でこれらもほぼ数枚しか採用されていませんでしたがあくまでこのデッキはキャラクター要素を重視しているためそんな無粋な事はしたくありません)
…余り役に立たないだろうって高をくくってとある動画見るまで≪カウンター≫の枚数が一枚だけだったのは内緒。
実際はどっしり構えて戦う事を前提なら≪カウンター≫も複数枚欲しいですからねぇ…
特にリンク先を確保するならばP召喚なしでなら≪カウンター≫の特殊召喚能力に助けられます。
≪誘爆≫×2
普通は使い道が余りないカードですがP効果で自分フィールドのカードを破壊する【メタルフォーゼ】なら別!!
このデッキではターンをまたぐ必要こそあるものの一枚で二枚のカードを破壊できる万能破壊カードになります!!地味にブラフとしても優秀。
上手く発動条件が相手によって満たされた場合にも積極的に使っていきましょう。
恐らくこのカードを一番生かせるのが【メタルフォーゼ】デッキ。
名前的にもぴったりですしねw
エクストラデッキ 15枚
≪メタルフォーゼ・オリハルク≫×2
≪メタルフォーゼ≫最強のモンスター。(単純に使えば≪ミスリル≫が最強?うっせぇ!!こっちの方がカッコいいからいいんだよ!!)
このカードのカッコよさにやられて自分は【メタルフォーゼ】を組みたくなりました。
リンクモンスター全盛期の現状だと本命の「メタルフォーゼ全てに倍の貫通ダメージ」を与える効果は生かしにくいですが、場を離れた際に相手のカードを破壊する効果だけでも十分強力ですし、打点も高いので優先的に融合していきたいです。
≪メタルフォーゼ・ミスリル≫×2
墓地の≪メタルフォーゼ≫二枚を引き換えに相手の場のカード一枚をバウンスできる万能モンスター。≪メタルフォーゼ≫はPモンスター故に本来は墓地に溜まりにくいですが戻すのは魔法・罠でもいいので融通はききやすく、また≪苦渋の決断≫などで自然と墓地にモンスターも溜まりやすいので結構効果は使えたりします。
≪メタルフォーゼ・カーディナル≫&≪メタルフォーゼ・アダマンテ≫×1ずつ
前者は「メタルフォーゼ+攻撃力3000以下2体」、後者は「メタルフォーゼ+攻撃力2500以下」と普通に融合すれば出す意義がないですが、≪超融合≫の部分でふれた通り、専ら≪超融合≫で相手モンスターを除去するための要員です。
しかし、単体での性能こそ低いものの中々見た目もカッコよく、単なる≪超融合≫要因では済まされない魅力があります。
…只カテゴリー内で専用の≪超融合≫があるならともかく既存カードと合わせる目的で作るのはどうなのか…(ある意味では商売的にもゲームバランス的にも正しいのですが…)
と言うか海外ではついこの間まで≪超融合≫禁止だったし、海外でのこいつらの評価どうなんだ…
≪メタルフォーゼ・アルカエスト≫×1
自分は余り生かしきれてないのでファン要素も兼ねて一枚のみ採用。(とは言え主要の構築でもこいつは一枚のみの採用でしょうが)
≪沼地のドロゴン≫×1
こちらも≪超融合≫で相手モンスターを吸収するために採用。こちらならではの利点としては相手によっては相手のモンスターのみで融合できる可能性があるため、万が一≪メタルフォーゼ≫モンスターを展開できなかった場合でも立ち回れる事か。
≪爆炎竜剣士イグニスターP≫×1
カッコいい、中二病ぽっさを感じさせつつも絶妙な王道さ、効果も強いと何一つ無駄がないシンクロモンスター。Pモンスターをメインにしてかつ≪ラスターP≫もしくはチューナーを採用しているのならば採用しない理由がないほどとりあえず入れておけな一枚。
≪励輝士ヴェルズビュート≫×1
打開札用。
≪サイバー・ドラゴン・ノヴァ≫&≪サイバー・ドラゴン・インフィニティ≫×1ずつ
≪ツール≫→≪アセンブラ≫サーチ→≪メタルフォーゼ≫P効果で破壊し、≪ツール≫の制約を解除→P召喚する事でアクセス可能。
新マスタールールに際して上記のコンボが狙いにくいとはいえ≪インフィニティ≫は多少無理してでも出したいカードであるので積極的に召喚を狙いたい。
ペンデュラムのお供の最強候補のリンクモンスターの一体。
当然本家でもある【メタルフォーゼ】=このデッキでも採用しない手はない。
①の効果で≪ツール≫をEXデッキに送り、②の効果で回収し、≪インフィニティ≫に繋ぐ事も可能。この場合、このカードがいるのでリンク先も確保できていますしね。
制限となってしまったので一枚しか採用出来ていませんが、下記の≪ドリトル・キメラ≫の効果で回収する事も可能であるし、≪メタルフォーゼ≫の自力を考えると最悪一枚でもなんとかなります。
≪ドリトル・キメラ≫×2
炎属性の属性リンク。上記の≪エレクトラム≫が制限で一枚しか使えないのでその代打及びパンプアップ要因として採用。
Pモンスター中心デッキのため破壊された際の墓地の炎属性モンスターを回収する効果は使いにくいですが、自分自身を戻すか、先に使っていた≪エレクトラム≫を戻すなど全く使う機会がないわけではないですね。場合によっては≪苦渋の決断≫で墓地へ捨てた≪メタルフォーゼ≫を回収する手もありますし。
戦術
基本的にはオードソックスな【メタルフォーゼ】デッキです。
戦術も他の【メタルフォーゼ】デッキ同様P効果で魔法・罠カードをサーチしつつ、EXデッキにPモンスターを貯めて、それらを≪カウンター≫やP召喚で回収し、隙あらば融合を狙っていく。
≪歯車街≫を多めに採用しているのがやはり他の≪メタルフォーゼ≫との差異であり、EXデッキを封じられてもそれなりに戦え、また他の【メタルフォーゼ】に比べると瞬間的な爆発力は結構高いと思います。
何より該当箇所で言っている通り本来の戦術とは別のギミックを無理なく入れられるのはアニメのキャラやデッキみたいでいいですからねw
それに意外と≪熱核竜≫は侮れない強さを持っており、相手によっては案外このカード一枚で無双できたりしますので。
余談
≪メタルフォーゼ≫は自分が使った事のあるOCGオリジナルテーマの中でも特に気に入っているテーマの一つです。
幅広い構築自由度、テーマ内だけでも十分戦えるポテンシャル、多様なサポート、Pモンスターながら過剰にPモンスターを採用しないで済むのでデッキのスペースが空きやすい、モンスターのカッコよさ…どれをとっても非の打ちどころがなく、また強さこそすさまじいものがありますが妨害能力自体はそこまでないので架空的にも結構使いやすい分類のデッキですしね。(まあ、本気で回すとほぼ純構築でもめっちゃぶん回すけどな!)
まさにモチーフ通りの「錬金術」を体現したテーマだと俺は思います。
錬金術と言えばやはり大徳寺先生を思い出しますが、自分は十代vs大徳寺先生戦は本当に大好きなデュエルで、重さと責任、厳しさの中にある優しさ、そして、錬金術と言う本来ないであろう存在を強く信じつつもそこに現実味を持たせたテーマ性などを強く感じさせる回でありこの回は何回見ても鳥肌が立つデュエルです。
…もしかしたら俺が【メタルフォーゼ】に強く惹かれたのもいまだに忘れる事の出来ないこのデュエルの事を無意識に感じていたのかもしれませんね…
今回はここまです。一部を除いて何の変哲もないデッキ紹介になってしまいましたね。もしまだ【メタルフォーゼ】を組んだ事がない人の参考やこの記事をきっかけにまた【メタルフォーゼ】を使いたくなったり、また遊火を【メタルフォーゼ】使いに認識してくれたなら嬉しいと思います。
それではまた、シーユー(CV.葛城巧)