「今回は少し遅れながら≪深淵の獣≫の感想を語っていくぜ。」
「今回も中々面白いテーマが来たわね。」
「あぁ。そして、今回も特別ゲストを呼んで各カードの感想を語っていくぜ!」
<まさか田中呼ぶわけじゃないだろうし…
「特別ゲスト?けどこのテーマと関係そうなタッグフォースキャラとかっていたっけ?」
「はーい、それじゃ特別ゲストさんご登場お願いしまーす。」
〈確か俺の知っているのとは似ているだけの別人だもんな
「よぉ、久しぶり…じゃねぇよな。青葉。」
〈※この二人の関係の詳しくは「カントー地方の旅」&「ジョウト地方の旅」を参考
「…!グリーン!なんでアンタがここに!?」
〈まあ、案の定氏に聞いたら「微妙じゃね?」と返されたけど…
「ほらさ、今回の新テーマって特徴的にグリーンのテーマ(【カオス・ソルジャー】)とそこそこ相性いいじゃん?だから今回はグリーンを呼んだわけ。」
「…なるほど。確かに今回のテーマはグリーンのテーマともそこそこ相性いいわね。」
「つーわけだ。お前は俺の知っている青葉とは違うみたいだけどまあ、よろしく頼むぜ。」
「うん、よろしくね。それじゃ遊人カード見ていこうか?」
「おうよ。」
【深淵の獣とは?】
「まず今回紹介するのは《深淵の獣》と書いて、《ビーステッド》。「DARKWING BLAST」にて新しく登場したカテゴリであり、かなり凶悪な共通効果を持つぜ。」
※少し地方シリーズから素材拝借しました。すまん、藤内氏
「その共通効果は光属性・闇属性一体を除外する事で特殊召喚でき、相手フィールドにモンスターが存在する場合は相手ターンにも特殊召喚できるぜ。」
「これが厄介よね…!言うまでもなく闇・光属性は遊戯王における中心属性だし、それを除外しつつ特殊召喚できる共通効果はかなり凶悪ね…!」
<後で言うけど≪アルバ・ロス≫はやりすぎだと思うけど…
「うーん…正直俺は確かに可能性を感じるし、強いとは思うけど流石にぶっ壊れすぎるとは思わないんだよなぁ…」
「確かにね。共通効果は強力だけど、固有効果は発動が遅かったり受動的だったりで流石にそこら辺は調整している気がするからみんな悲観視すぎな気もするよね…」
〈過度なインフレが人を離れさせるのは自明の理だ
「とは言ってもこう強いカテゴリばかり出されると色々と不安を感じるのは分からなくはねぇけどな…」
「まあ、けどそこで信じれなければ何もかもおしまいだよ。不安を感じるのは分かるけど不安を伝染させるのもそれはそれで悪趣味だし。」
「アンタの場合はちょっと悠長すぎるだけの気もするけど…」
〈その人も「愚痴は言うのは分かるけど見るのは大変だよ」と言っていたし…
「だけどなぁ…ちょっとTwitterの方でも尊敬しているタッグフォース絵師さんに愚痴っちゃったけど結局愚痴や不安を口にしても良いことないからねぇ…」
【深淵の獣マグナムート】
「一体の《深淵の獣》であり、固有効果は特殊召喚したターンのエンドフェイズにドラゴン族一体のサーチもしくは回収だぜ。」
「そうそう言い忘れたけど、《深淵の獣》の特殊召喚以外のモンスターは共通して攻撃力は2500・守備力2000でもあるぜ。」
「この子達はドラグマシナリオに関連するモンスターみたいだし、この攻守は《アルバス》融合体を強く意識してそうだね。」
「んで、効果の方に戻るけどエンドフェイズでのサーチ&サルベージとは言え任意のドラゴン族の回収は言うまでもなく凶悪だぜ。」
「自身の効果以外での特殊召喚でも反応する。《レダメ》を持ってくる事で連鎖的にサーチするってのも面白いかもしれねぇな。」
〈レッドは【レッドアイズ】使いだから使っていたはずだけど
「そう言えば確かグリーンも《レダメ》使っていたっけ?」
「…うーん…覚えてねぇ…レッドは確かに使っていた記憶はあるんだけどねぇ…」
「そこはちゃんとリサーチしておけよ!?」
「だってぇ…「地方シリーズ」70話近くあるんすよぉ…見返すの難しいじゃないですか…」
「そこはファンだろ!?めんどくさがらず見てやれよ!」
【深淵の獣サロニール】
「き、気を取り直して次のモンスターに行こうか。」
「いや…完全にお前の自業自得な気がするが…」
「あはは…こいつの固有効果は墓地へ送られた場合の《深淵の獣》及び《烙印》魔法・罠カードの墓地肥やしだぜ。」
「どこから墓地へ送られても効果を発動できるのは強いわね。一部の《烙印》魔法・罠カードには墓地発動効果もあるし、《烙印》デッキに出張採用しても良いかしら?」
「だな。《深淵の獣》も特殊召喚モンスターは墓地からの蘇生もできるし、こいつも中々強力なカードだと思うぜ。」
「当然ドラゴン族だから《竜の霊廟》にも対応。こいつと光・闇属性のドラゴン族の通常モンスターを墓地へ送れば最大で三体の《深淵の獣》を即座に並べられるな。」
「こう考えると手札消費は荒くなるとは言え《イングナル》とかを刺してもいいかもな。」
「そうね。レベル6中心のデッキだし、ピン刺ししておけばいざって時に活躍してくれそうじゃない?」
【深淵の獣ドルイドヴルム】
「三体目の《深淵の獣》であり、固有効果はフィールドから墓地へ送られた場合の特殊召喚されたモンスターの墓地送りだぜ。」
「流石に《サロニール》と違ってフィールド限定だね。けど簡単に特殊召喚できて、相手モンスターを墓地へ送る事もできる…かなり強力なモンスターね。」
「特殊召喚されたモンスターしか墓地送りにできないとは言え、通常召喚したモンスターなら普通は攻撃力が《深淵の獣》の攻撃力でねじ伏せることができる。隙がないモンスターと言えるな。」
「こう普通に優秀だと逆に言うことがないよなぁ…」
「敢えて言うなら単体性能が一番使いやすいから出張採用する場合にはこいつが一番使いやすいと言えるぜ。」
【深淵の獣ルベリオン】
「こいつと下記の《アルバ・ロス》は自身の効果でしか特殊召喚できない代わりより高いステータスと強力な固有効果を持つぜ。」
「…ルベリオン…と言う事はこのカードは融合体の《ルベリオン》が姿が変化した姿…って事なのかしら?」
「みたいだね。見返してみたらイラストもそっくりだし、かなり意識してそうだぜ。」
〈背景シナリオは興味ねぇからよく分からねぇけどな
「SNSによるとコイツらは《アルバス》の力を奪い尽くした《アルベル》の変化した姿らしいからな。イラストが似ているのはそう言う事なんだろうな。」
「そっか、だから通常召喚可能な《深淵の獣》は攻守が2500/2000なんだね。」
「効果の方は⑴が自身を手札から捨てる事でデッキから≪深淵の獣≫一体を手札に加えるぜ。」
「万能サーチャーが弱いはずはないわね。それにしてもまさかのエース格がサーチになるなんて…」
「とは言えコイツはサーチした≪深淵の獣≫をそのままリリースする事でも出す事が可能だ。一見するとサーチャーに甘んじているようでかなりやり手な効果と言えるな。」
「そっか、一見地味に見えてちゃんと考えられている効果なんだね。」
「そして、⑵の効果がデッキから≪烙印≫永続カードを表側表示で置く効果だぜ。」
「対応しているのは新規の≪深淵の獣≫関連以外でも何枚かあるが≪深淵の獣≫でそのまま使うには若干相性が悪いな。」
「と言ってもこいつらも≪アルバス≫君と組み合わせても全然相性いいだろうからそこを混ぜる事前提ならサーチ先が広げる意味は十分あると思うぜ。」
「それにそうじゃなくても≪深淵の獣≫関連のカードだけでもサーチ先は十分そうだしね。」
【深淵の獣アルバ・ロス】
「んで、コイツが最後の一枚で≪深淵の獣≫2体をリリースする事で特殊召喚できるぜ。」
「攻撃力も3500…そもそも≪深淵の獣≫自体が容易に特殊召喚できる事を考えるとリリース素材はかなり簡単に確保できるわね。」
「結構お手軽に特殊召喚できる割にかなり強力な制圧効果を持つぜ。コイツが自身の効果で特殊召喚している場合、特殊召喚モンスター全般は効果を無効にされちまう。」
「その上効果で除去されてもEXデッキの裏側表示カードを全除外…かなり凶悪だな。」
「今の遊戯王で特殊召喚モンスターが使われないって事はほぼないから一度出されるとデッキ次第だと詰んじゃうわね…こんなに強力な効果にして大丈夫かしら…?」
「…確かにな。まだ⑴の制圧効果だけで言えば救いようがあったがおまけのような⑵の効果はやり過ぎている気がするぜ。」
「多分なんだけどさ。公式側としてはこの手の大型モンスターは結構出しているけど一部を除いて余り使われないじゃん?」
「そうね、こういうカテゴリのメインデッキのエース級で活躍したのって≪アポクリフォート・キラー≫くらいかしら?」
「その≪キラー≫も環境だと重さの関係で結構な割合で外される事多かったけどな。」
「だから一層の事かなり強力な効果にする事で少しでも使ってもらえるようにしたんじゃないかなっておもんだよね。」
〈グリーンも言ったけど⑵の保険効果はもう少し抑えめにするべきだった気も…
「なるほどね。意図は分かるけど…流石にやりすぎじゃない…?」
「…まあ、≪アポクリフォート・キラー≫だって当時はマジで攻略難易度激やばだったしそれが11期産の性能になっただけの気もするな…」
<幾ら使われない可能性あるからってこれは…
「そうやって繰り上げばかりしているからみんな不安になるんじゃないの…?」
「…まあ、俺も振っておいてなんだが変に悲観的になってもしょうがねぇだろ。」
「だな。んで、名前の方を見ておくが名前は≪深淵の獣≫が獣という事を考えると《バルバロス》+《アルバス》かな?」
「いや、wikiによると《ウロボロス》らしいぜ。…つーかこの見た目で《バルバロス》はねぇだろ…」
「あはは、昨日丁度オルフェンズ見ていたからつい…w」
「影響されすぎ!?」
【復烙印】
「ここからは≪深淵の獣≫関連魔法・罠になるぜ。」
「今回は関連カードは一枚ずつなんだよね。」
「その分どちらもかなり凶悪な効果を持つぜ。」
「⑴の効果は光属性・闇属性が除外された場合、そのモンスターをデッキボトムに戻して一枚ドローだぜ。」
「いうまでもなく≪深淵の獣≫の動きを大きく支える一枚だな。」
「だね。ただこの効果はかなり汎用的だからこれもグリーンの【カオス・ソルジャー】は勿論、【カオス】採用型のデッキで出張採用してもいいぜ。」
「そうだな。作者の奴はどうやら≪深淵の獣≫関連は相性悪いとか言っていたがコイツだけでも採用するのはいいかもな。」
「そして、⑵の効果は一ターンに一度相手の召喚・特殊召喚に反応しての≪深淵の獣≫モンスターの蘇生かぁ。これも強カテゴリには付き物の継続蘇生カードね。」
「何となくだけど≪真竜≫と言い、この手の継続蘇生カードを与えられるカテゴリはかなり公式も期待している印象があるからこいつらは令和の≪真竜≫枠になるのかな?」
「…そういえば例年通りならそろそろ12期か…」
「そろそろと言っても最低でもあと半年は11期続くけどね。」
「やっぱりそれを考えるとこの子達は「令和の真竜」をイメージしてそうね。」
<一方でマイナーテーマは強過ぎず弱すぎずな強化貰っているから
12期はこの路線を続けて欲しいぜ…
「正直11期は流石にやり過ぎている感じはするから…12期はまたデフレ気味な効果が多めになる印象があるかなぁ」
「そうね。やっぱり最近のテーマは強いけどどうしても新規層の敷居を下げちゃっているから12期は大幅な規制をして、効果もデフレ気味にする事で上手くそこを下げて欲しいよね。」
「まあ、そのことはまた半年後に考えればいいだろ。」
〈後マジでそろそろ遊戯王はGガーディアンみたいなカード出すべきな気がする…
「そうだね。ただ最後に一つだけあらかじめ予測しておくと多分だけど12期のOCGではタマシードみたいなカードとそれを素材にする召喚方法出そうと予測しておくぜ。」
【烙印の獣】
「話が大幅にそれちゃったけどカードの方に戻るぜ。コイツが最後の一枚だ。」
「効果は≪深淵の獣≫が存在する場合、ドラゴン族をリリースして相手カード一枚を破壊するぜ。」
「いうまでもなくフリーチェーンの破壊は凶悪ね…!≪深淵の獣≫自体それなりに出張性能もあるし、構築次第だと【ドラゴン族】全般で十分使えそうなカードね…!」
「⑵の効果が≪烙印≫永続魔法・罠の回収だ。こっちの効果はエンドフェイズと遅めだがコイツ自体も⑴の効果には同名ターン1制限がなく、コイツ自体も回収とかなり凶悪だな。」
「敵対する場合は早急の破壊が先決になるな…」
「それにしてもやっぱモンスターもおかしいけど魔法・罠の性能もおかしくなっているわよね…」
「魔法・罠除去は確かに増えているけどそれを加味してもやりすぎなところあるよなぁ…そして、確かにカード自体は多いけどファンデッキがそれを積むスペースがろくにないという…」
「…また話がそれちまいそうだから一度だけ聞くが…その問題も12期ではどう解決して欲しいんだ?」
「変に除去札のインフレを進めるのはやめて欲しいからそこも難しいよなぁ…敢えて言うならEXデッキに用意できる≪ツイスター≫(サイクロンはやりすぎなので)を出す…とかかなぁ…」
「…それ余計それを前提に永続魔法・罠がインフレするだけな気がするけど…?」
<そもそもメタカードはそういう強さを抑えるためにあるものだと思うし…
「…いや…だからまず強いカードばかり出ているのにそういう対抗策が出て「人権がない」と言うのがそもそもおかしいんだよ…」
【締め】
「とこんな感じかな?」
「今回はやけに無駄話と言うか…関係ない話題多くしたわね…」
「うーん…なんつーか…俺自体はこのカテゴリ「中々面白いなー」くらいの認識だったけどTLでみんなが「やりすぎ」と言っていたからなぁ…俺も不安に触発されたところはある…」
「まあ、けど≪アルバ・ロス≫を除けば確かに受動さは拭えないからそこそこ面白いくらいのテーマになったわよね。」
「…ゲストで呼ばれたのにこう関係ない話多く聞かされる身にもなって欲しいぜ…」
「あはは…マジで悪気があったわけじゃなくて本当は最初はただ単に普通にカード解説するだけのつもりだったんだけどね…」
「…まあ、そうTLがざわつくと不安を感じる気持ちも分からなくはねぇから別にいいけどな…」
「ありがとう…本当グリーンにも藤内さんにも申し訳ねぇぜ…」
「それじゃ今回はこれで終わりにしましょうか?」
「ご閲覧ありがとうございました!」
「見てくれてありがとうね!」
「んじゃ、バイビー!」
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