今回は最近少しずつデュエマのカードを買っているのでそれで気付いた「最初から完成させるデッキ」と「少しずつ完成させていくデッキ」…それぞれの楽しみ方と言えば何か?と言う事を自分なりに語りたいと思います。
【完成されたデッキの強み】
当然、最初から完成させたデッキの最大の利点はそのデッキが可能な最大の動きをいつでもできる事ですね。
「キーカードが足りない!」なんて事がないのでストレスフリーで回す事が可能で、デッキ自体は完成させているためカードパワーは申し分なく、そのデッキがちゃんと回る分類のデッキなら余程運が悪くない限り事故とは無縁とも言えるでしょう。
そして、最大限の動きが出来るって事はデッキのその時点のカードプールでできるそのデッキの最大の動きが可能になる事も利点ですね。
【完成されたデッキの難点】
その一方、これらのデッキの難点は「完成させたデッキ故に新しい発想の可能性を閉ざしてしまう」事です。
勿論、完成させたデッキだからと言って大半の人はちゃんと改造を施すでしょうけど、それでも「敢えてキーカードの枚数を減らす」という事は余りしないと思います。
その一方、未完成のデッキには未完成故に工夫する必要があり、その過程で思いがけない相性やコンボが見つかると思います。
【未完成デッキの強み】
これもまた上記に近いですが未完成故に工夫すると言う選択肢が出るため、思いがけないコンボを発見しやすい事、また未完成=デッキスペースに変化を生じさせなくてはいけないため構築によってはそのデッキが苦手とするメタカードなどをすり抜ける事ができる事ですね。
そこからデッキが完成された時の弱点を補うアイデアを生み出す可能性もあり、創意工夫故の利点という物はやはり生じると思われます。謂わば「急がば回れ」って奴ですね。
【未完成のデッキの難点】
逆に未完成のデッキの難点は上記と少し被りますが「未完成故に工夫しなくてはいけない」事です。
キーカードが少ないために回すのに苦労しますし、最初にキーカードを使うか?それとも別の選択肢で攻めるべきか…とともかく頭を悩ませながら闘うしかありません。
大人になって箱買いとかを当り前のようにするようになるとこの未完成なデッキを使う事にストレスを抱える事は珍しくないかと思います。
実際、自分も「ある程度カード集まったけどまだ未完成…けど一応は回せるし、これで取りあえず作るかな」と作ったデッキを使うと大抵この思考になってしまいます。
これはどうしても人間は認知バイアスが働いてしまい大人になってカードが簡単に集まるようになるとデッキは完成しているのが当り前と思うようになってしまうのが要員かと思われます。
実際、子どもの頃は未完成なデッキだという事実自体は分かってはいても「これが今の限界だし」と完成させたデッキ自体への憧れは合ったものの、ある程度は割り切ってその構築で闘おうとは出来ていたはずです。
お金に余裕がある時は一気にカードを集めて自分の新しく組みたいデッキを一気に完成させるのは当然です。
けどそれと同時にお金に余裕がない時の「余裕はないけど買えるだけ買うか~」って感じに少量だけパック買ってそれでデッキを強化する子ども時代のようなデッキの組み方もまた楽しいと思うんですよね。
正直自分は遊戯王の方はかなりお金を使っていて他のカードゲームには中々お金が回せておらず、遊戯王以外のカードは大体こんな感じでデッキを少しずつ完成させていく形式を取っていますがこれはこれで楽しいと今でも思っています。(特にデュエマ。ただでさえカードが膨大でループが多いので「…これ買う意味あるかなぁ…」と躊躇してしまう事も要因の1つ)
…子ども時代、箱買いなんて夢のまた夢。そして、たまに箱買いしても目当てのレアカードが当たらないなんて子ども時代にはよくある事でした。ガイアマンティス君今でも許してないからなァ!!
けど(無駄に年だけ重ねて)大人になってみればその思い出もいい記憶です。
そんな昔の思い出にオーバーラップするデッキ構築…
それはお金がないただの言い訳でしかないのかもしれない。
けどその一方でだからこそ当時と余り変わらず各種カードゲームを楽しめているのかも知れないなと。
完成させたデッキと未完成のデッキ、どうしても大人になるとその境界線があやふやになってしまいますが、初心を忘れずに今後も楽しくどのカードゲームもデッキを組んでいきたいです。